
ディズニー、Q3決算は予想を上回る
Proactive Investors
公開日時: 2026/08/05 14:45
米エンターテイメント大手ウォルト・ディズニー(DIS)が発表した2026年度第3四半期決算は、アナリスト予想を上回る好調な結果となった。特に、ストリーミング事業の利益が倍増したことと、国内テーマパークの収益が過去最高を記録したことが業績を牽引した。
同四半期の調整後EPS(1株当たり利益)は2.06ドルとなり、前年同期比28%増を記録。これはアナリスト予想の1.86ドルを大きく上回る数字だ。売上高は前年同期比7%増の252億ドルとなり、市場予想の254億ドルにはわずかに届かなかった。営業利益は同21%増の56億ドルと、予想の52億ドルを超えた。
株価は決算発表後、水曜日の朝に2%上昇した。
好調の主な要因は、エンターテイメント・ストリーミング事業の営業利益が約7億1200万ドルと倍増したことだ。これは、サブスクリプション料金の値上げや、顧客の解約率低下が寄与した。同社のエンターテイメント部門全体の営業利益は64%増の17億ドルに達し、SVOD(定額制動画配信)の売上高は11%増の55億ドル、営業利益率は13%を記録した。
テーマパークやクルーズ船などを擁する「エクスペリエンス」部門も、過去最高収益となる約100億ドルを記録し、営業利益は20%増の30億ドルとなった。国内パークの営業利益は27%増で、来園者数の3%増、1人当たりの支出額の4%増に加え、関税を巡る訴訟で得た1億ドルの返金が追い風となった。一方、国際パークの営業利益は、海外旅行客の減少により13%減少した。
スポーツ部門の営業利益は、メディア権利料の支払い時期やNBAプレーオフの早期決着、放送事業者との契約交渉の遅延などが影響し、17%減の8億5800万ドルとなった。
フリーキャッシュフロー(営業活動による現金収支から設備投資を引いたもの)は、前年同期比63%増の31億ドルとなったが、市場予想の36億1000万ドルには届かなかった。
ディズニーは通期の業績見通しを据え置いた。調整後EPSは、53週目を除いた場合で約12%増、53週目を含めた場合は約16%増を見込んでいる。また、通期のキャッシュフローは190億ドル以上、設備投資は約90億ドルを維持する見通しだ。
第4四半期については、営業利益が約49億ドルになると予想しており、アナリスト予想の49億9000万ドルとおおむね一致している。
映画事業では、「トイ・ストーリー5」が全世界で興行収入10億ドルを突破し、ストリーミングでの視聴や関連グッズの売上にも貢献した。また、ディズニーは動画共有プラットフォームTikTokとの提携を発表し、クリエイターがディズニーの映画・テレビライブラリの素材を使ってファン動画を作成できるようになる。一部コンテンツはDisney+でも配信される予定だ。
さらに、ディズニーは社内再編の一環として、コンシューマープロダクツ事業をスタジオ部門に移管することも明らかにした。
Source: Proactive Investors
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