
ディズニープラス、TikTokクリエイターと提携
TechCrunch
公開日時: 2026/08/05 13:45
米エンターテイメント大手ウォルト・ディズニー(DIS)は、動画共有アプリTikTokの人気クリエイターと提携し、ディズニー関連のファン制作コンテンツを同社の動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」の短尺動画フィードに導入する方針を発表しました。まずは数ヶ月以内に米国でパイロットプログラムを開始し、その後、他の市場にも展開する予定です。
この提携により、TikTok上でピクサー、マーベル、スター・ウォーズといったディズニーの人気フランチャイズに関するファン制作の動画が、Disney+の短尺動画セクション「Verts(バーツ)」で特集されることになります。「Verts」は数ヶ月前に導入された機能で、ディズニーはコンテンツの量と多様性を拡充しようと取り組んでいます。
ディズニーは昨年後半、米AI開発企業OpenAIに3年間で10億ドル(約1500億円超)を出資し、AIを活用した短尺動画制作プラットフォーム「Sora」を利用する計画を発表していました。しかし、OpenAIが3月にSoraの開発を中止したため、この計画は実現しませんでした。今回のTikTokとの提携は、その流れを汲む自然な動きと見られています。特に、多くの動画配信サービスがユーザーの注目を集めるためにソーシャルプラットフォームと競合している状況を踏まえると、この提携の意義は大きいと言えます。
「Verts」機能の導入自体、NetflixやHBO Max、Amazon Prime Videoといった競合サービスに対抗する狙いがありました。今回の提携は、次世代の才能がソーシャルメディア上に存在することをディズニーが認識している証左とも言えます。ディズニーは、新たに立ち上げた「Disney Creator Ambassador Program」を通じて、TikTokクリエイターに同社の膨大なコンテンツライブラリへのアクセスや、報酬、露出増加、限定イベントへの参加、キャリア機会などを提供するとしています。
TubiやPeacockといった他の動画配信サービスも、過去にTikTokクリエイターと協力して長尺のオリジナルコンテンツを制作した事例があります。
今回の発表は、ディズニーの第3四半期決算発表とも時期を同じくしています。同社のサブスクリプション動画配信事業(SVOD)の営業利益は、前年同期の3億2900万ドルから倍増し、7億1200万ドルとなりました。また、事業再編の一環として、ディズニーはコンシューマープロダクツ事業を「エクスペリエンス」部門からスタジオ部門に移管することも決定しています。
Source: TechCrunch
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