
AMD株、決算好調も8%急落
Finbold
公開日時: 2026/08/05 10:55
米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)の株価が、8月4日の取引終了後に急落しました。同社は市場予想を上回る好決算を発表したにもかかわらず、翌5日の取引開始前に約8.80%下落し、一時472.94ドルとなりました。
AMDは、2026年第2四半期(4~6月期)の売上高が115億4000万ドル、1株当たり利益(EPS)が1.66ドルとなり、それぞれ市場予想の112億8000万ドル、1.62ドルを上回りました。また、通期の売上高見通しも130億ドルと、市場予想の125億2000万ドルを上回る強気な見通しを示しました。さらに、データセンター向け半導体の売上高が2027年までに倍増するとの見通しも示し、将来性への期待感も示唆していました。
しかし、決算発表後には株価が急落。その理由については様々な憶測が飛び交っています。一部では、イーロン・マスク氏がスペースXの決算発表の場で、AI(人工知能)向け半導体について「NVIDIA(エヌビディア)のチップしか使わない。なぜなら最高だから」と発言したことが、投資家心理に影響を与えた可能性が指摘されています。マスク氏は個人投資家への影響力が大きいことで知られており、この発言がAMD株への売りを誘発したとの見方です。
一方で、決算内容自体に懸念があったとの分析もあります。設備投資(CapEx)が前年同期の2億8200万ドルから8億800万ドルへと大幅に増加したことが、将来的な収益性への懸念につながった可能性も考えられます。また、AI関連の投資競争が激化する中、市場の期待が過度に高まっていたため、決算内容が期待を下回ったと受け止められた可能性も否定できません。
今回の急落にもかかわらず、AMD株は2026年に入ってから最もパフォーマンスの良い銘柄の一つであり続けています。年初来の上昇率は、直近終値(518.58ドル)を基準に計算すると132%に達しています。今回の決算後の下落は、7月末の水準に戻した程度であり、短期間での調整にとどまる可能性もあります。
Source: Finbold
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