
グレンコア、大幅増益で15億ドルの株主還元と豪州上場計画を発表
Proactive Investors
公開日時: 2026/08/05 07:55
資源商社のグレンコア(GLEN)は、2026年上半期の利益が前年同期比86%増となったことを発表しました。これは、商品価格の上昇とエネルギー市場の変動が追い風となったためです。同社は、株主還元として追加で15億ドル(約2250億円)を還元する計画も明らかにしました。
上半期の調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は101億1000万ドルと、前年同期の54億3000万ドルから大幅に増加しました。売上高も49%増の1744億ドルに達しました。
今回の発表では、1株あたり8.5セントの特別配当(総額約10億ドル)と、新たに5億ドルの自社株買いが盛り込まれました。これにより、2026年通年での株主還元総額は約35億ドルに達する見込みです。
特に、同社のマーケティング部門は、中東紛争によるエネルギー・海運市場の混乱を背景に、調整後営業利益が142%増の33億ドルを記録しました。これは、上半期としては過去最高水準に近い結果です。
一方、産業部門の調整後利益は72%増の65億ドルとなりました。これは、商品価格の上昇と堅調な操業成績によるものですが、米ドル安やサプライチェーンの混乱に伴うコスト増によって一部相殺されました。
純有利子負債は、40億ドルの設備投資があったにもかかわらず、10億ドル減少し102億ドルとなりました。
さらに、グレンコアは株主基盤の拡大と取引流動性の向上を目指し、10月にオーストラリアでの二次上場を申請する計画も発表しました。同社は、現在の商品価格水準が維持されれば、下半期の生産量増加に支えられ、通期の調整後利益は約197億ドルになると見込んでいます。
Source: Proactive Investors
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