
NXP、中国リスクでUBSが格下げ
Proactive Investors
公開日時: 2026/08/03 15:35
Sentiment Analysis
UBSは、半導体メーカーのNXPセミコンダクターズ(NXPI)について、中国市場での自動車在庫の調整リスクや、人工知能(AI)データセンター向け半導体事業での限定的な立ち位置を理由に、投資判断を「買い」から「中立」に引き下げました。目標株価も305ドルから270ドルに下方修正しました。
UBSによると、産業用および車載用半導体の需要回復は進んでいるものの、中国の乗用車販売台数は今年に入り、卸売で23%、小売で20%減少しています。NXPの第2四半期における中国での売上高は25%増加しており、顧客が在庫を過剰に積み上げ、2027年頃に在庫調整局面を迎えるリスクがあるとUBSは指摘しています。
NXPの売上高に占める中国の割合は17%、自動車市場向けは55%に達しており、このリスクに特に晒されているとUBSは分析しています。
また、AIインフラストラクチャ分野でのNXPの立ち位置が限定的であることも懸念材料です。NXPは2026年のAIインフラストラクチャ関連の売上高が5億ドルを超えると見込んでいますが、これはグループ全体の売上高の約3%に相当します。競合他社であるインフィニオン、テキサス・インスツルメンツ、アナログ・デバイセズ、STマイクロエレクトロニクス(STM)などは、それぞれ10億ドル以上の売上高を見込んでいます。
UBSは、NXPの2026年から2029年にかけての1株当たり利益(EPS)の年平均成長率を18%と予測しており、これは競合他社の平均成長率34%を下回っています。しかし、NXP株は予測2027年収益の13倍で取引されており、主要競合他社と比較して24%のディスカウント(割安)となっていることから、「かなりの下方保護がある」とも付け加えています。
UBSは、中国での在庫調整リスクを反映し、2026年から2030年にかけてのNXPの利益予測を5%から9%引き下げました。
Source: Proactive Investors
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