
英小売3社、住宅市場低迷で恩恵か
Proactive Investors
公開日時: 2026/08/03 14:25
Sentiment Analysis
英投資銀行RBCキャピタル・マーケッツは、住宅市場が「急騰ではなく持ちこたえる」との見通しから、小売大手キングフィッシャー(KGF)、B&Mヨーロピアン・バリュー・リテール(BME)、ネクスト(NXT)の3社を英国株の有力候補として挙げた。
RBCは、住宅市場の低迷と消費者の信頼感の弱さが、住宅関連の支出を引き続き圧迫すると分析。しかし、安定した金利、実質賃金の伸び、各社の改善努力が、厳しい事業環境を相殺する可能性があるとしている。
同社は、イングランド北部と南部で住宅市場の二極化が続くと予想。イングランド北部、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドでは住宅価格が堅調に推移する一方、ロンドンと南東部では引き続き低迷している。
キングフィッシャー、B&M、ダネルム(DNLM)は、ロンドン市場へのエクスポージャー(投資による影響)が相対的に小さいため、この地域的な格差から恩恵を受ける可能性があるとみられている。ダネルムの売上のほぼ全て、キングフィッシャーの売上の半分強、B&Mの売上の約4分の1が住宅関連商品である。
またRBCは、住宅購入に伴う高い取引コストが、住宅の買い替えではなく既存住宅のリフォームを促す「住み替えずリフォーム」トレンドの可能性も指摘している。
キングフィッシャーは、法人顧客向けロイヤルティプログラム「TradePoint」を通じた法人向け売上の増加や、DIY用品販売大手B&Qのオンラインマーケットプレイスの拡大により、業績を伸ばす可能性がある。同マーケットプレイスの顧客の約半数はDIY関連サイトの新規顧客であり、そのうち15%はB&Qのプライベートブランド商品を購入している。
B&Mについては、小売の基本に立ち返り、店舗運営の改善と「価値ある価格」の提供に注力することで、売上を向上させることができるとRBCは述べている。
ネクストの見通しは、これら2社ほど明るくはないものの、同社は依然として魅力的な投資対象であるとRBCは考えている。
Source: Proactive Investors
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