
半導体ETFが急落、ASMLの独占力に注目
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/03 07:55
半導体関連のETF(上場投資信託)が、1ヶ月で20%以上下落するという急激な値動きを見せています。しかし、その下落は必ずしもファンダメンタルズ(企業価値の基礎的要因)の悪化を反映しているわけではないと指摘されています。
特に注目されているのは、リソグラフィー(半導体の製造技術)とフォトニクス(光技術)に特化した「Corgi Lithography & Semiconductor Photonics ETF」です。このETFは、TSMC(TSM)やASML(ASML)といった主要企業を上位保有銘柄としています。経費率は0.35%と競争力があります。
市場では、中国の半導体過剰供給による利益率低下への懸念が広がっています。しかし、アナリストは、このETFの主要保有銘柄、特に最先端リソグラフィー装置で独占的な地位を築くASMLは、こうした懸念から比較的影響を受けにくいと分析しています。
ASMLは、最先端のEUV(極端紫外線)リソグラフィー装置において、世界で唯一のサプライヤーです。この技術は、より高性能な半導体チップの製造に不可欠であり、他社が容易に追随できない高い参入障壁となっています。
アナリストは、ASMLの1株当たり利益(EPS)の成長性、魅力的な将来株価収益率(PER)、そして懸念されている中国の供給過剰問題への限定的なエクスポージャー(投資対象への関与度)を理由に、このETFを「買い」と評価しています。
半導体セクター全体への懸念が広がる中でも、ASMLのような技術的優位性を持つ企業の存在が、関連ETFの将来性を支える要因となると考えられます。
Source: Seeking Alpha
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