
フィグマ、決算発表控え評価は割高か
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/02 16:15
Sentiment Analysis
デザインツール大手フィグマ(FIG)は、力強い成長とAI(人工知能)分野の拡大にもかかわらず、依然として高い評価額がネックとなり、アナリストからは「中立」の評価となっています。
フィグマの2025年度第2四半期決算発表を前に、同社の業績見通しと株価の妥当性について、アナリストの見解が示されました。
収益成長の鈍化と利益率の低下
フィグマの2025年度の収益成長率は前年同期比41%に鈍化し、粗利益率も約89%から約82%へと低下すると予測されています。これは、同社が過去数年間で達成してきた高い成長率からの減速を示唆しています。
株式報酬が経営の重荷に
特に懸念されているのは、株式報酬(ストックオプションなど)の費用です。これが、GAAP(一般調達会計基準)ベースでの大幅な営業損失と、株主価値の希薄化を招いていると指摘されています。株式報酬は、従業員へのインセンティブとして広く用いられますが、その費用が巨額になると、企業の収益性を圧迫し、既存株主の持ち分比率を低下させる可能性があります。
IPO価格近辺が適正価値か
アナリストは、フィグマの適正株価を新規株式公開(IPO)価格である33ドル近辺と見ています。株価の上昇には、経費管理の規律と株主保護策の強化が不可欠であるとの見解を示しています。IPO価格は、企業が市場から調達した資金の額を基に、将来の収益性や成長性を考慮して決定されますが、その価格近辺が現在の株価水準と比べて妥当であるという分析です。
競合アドビ(ADBE)との比較
記事では、フィグマの競合であるアドビ(ADBE)についても言及されており、フィグマの評価額の高さと比較して、アドビの方がより魅力的な投資選択肢である可能性が示唆されています。アドビは、デザインソフトウェア市場における長年の実績と、クラウドサービスへの移行による安定した収益基盤を持っています。
フィグマが今後、持続的な成長と収益性の向上を実現できるか、決算発表での詳細な業績と経営陣の戦略に注目が集まります。
Source: Seeking Alpha
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