
アレス・キャピタル、バリュエーション懸念で「HOLD」に格下げ
Seeking Alpha
公開日時: 2026/08/01 10:15
米国の主要な事業開発会社(BDC)であるアレス・キャピタル(ARCC)の株価について、バリュエーション(企業価値評価)の懸念から、投資判断が「買い」から「HOLD(中立)」に引き下げられました。同社は堅調な信用管理とセクターリーダーシップを維持しているものの、現在の株価水準では魅力的な投資機会が限定的であると判断されています。
ブルームバーグによると、アレス・キャピタルの純投資収益(Net Investment Income, NII)は1株あたり0.50ドルに低下しました。さらに、ポートフォリオにおける延滞債権(non-accruals)の割合がコストベースで2.4%に上昇しており、これは信用リスクの兆候と収益の圧迫を示唆しています。
現在、アレス・キャピタルの株価は、純投資収益(NII)に対して9.52倍(過去のレンジの61パーセンタイル)、純資産価値(NAV)に対して0.984倍(同17パーセンタイル)で取引されています。アナリストは、収益面でのバリュエーション・クッション(割安感)がほとんど残っていないと指摘しています。
投資家は、より魅力的なエントリーポイントを待つことが推奨されています。具体的には、株価純投資収益(P/NII)および株価純資産価値(P/NAV)の指標が過去のバリュエーション水準と一致する、約18.00ドル近辺での購入が望ましいとされています。
アレス・キャピタルは主に、ポートフォリオの59%を占める第一優先証書(first lien senior secured loans)に投資しており、インカムゲイン(配当収入)とキャピタルゲイン(値上がり益)の両方を目的として投資家から選ばれています。しかし、現在の株価水準では、さらなる上昇余地よりも、バリュエーションの割高感が意識される状況となっています。
Source: Seeking Alpha
個別の投資に関する推奨やアドバイスを提供することを意図しておりません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも各記事の個人的見解です。