
SpaceX株、決算控え空売り比率が上昇
Finbold
公開日時: 2026/07/31 10:15
Sentiment Analysis
宇宙開発企業スペースX(SPCX)の株価が、初の四半期決算発表を来週に控える中、空売り比率が10営業日ぶりの高水準に達しました。7月31日時点の市場では、投資家の関心が7月の動向に集まっている様子がうかがえます。特に、空売り比率(ベア派の賭けの広がりを示す指標)は7月21日に71%を超え、その後65~69%の範囲で推移していましたが、木曜日には69.95%に上昇しました。これは、トレーダーが8月4日の決算発表から大きな回復や追い風を期待していないことを示唆しています。
スペースX株下落と空売り比率上昇の背景スペースX株は6月16日の高値225.64ドルから50%下落していますが、これは同社のIPO(新規株式公開)時の過大な評価額が主な要因と考えられます。同社は2026年第1四半期に約20億ドルの損失を計上し、売上高は50億ドル未満でしたが、ナスダック上場時の時価総額は1兆7700億ドルに達しました。アナリストは今後数年間で売上高が爆発的に増加すると予測し、イーロン・マスク氏自身も2030年までに1兆ドルに達する可能性があると推測していますが、その成長ペースの速さが懐疑的な見方を招いています。スペースXのS-1提出書類で特定された約30兆ドルという総潜在市場(TAM)や、ブルームバーグの最高800ドルの目標株価(SPCX株価を10兆5000億ドル、米国のGDPの約30%に相当させると予測)も同様です。このような状況下では、一部のオブザーバーが、かつて禁止されたドットコムバブル時代のアナリストが、内心価値がないと考えている企業を公に称賛していた時代を懐かしむのも無理はなく、スペースX株に対する空売りポジションが優位を保っている理由も理解できます。
8月4日の決算発表を前にしたスペースX株への投資判断8月4日の決算発表を前に、トレーダーが弱気な姿勢に傾くのも無理はないかもしれません。アナリストは第1四半期と比較して大幅な売上拡大と60億ドル超えを予想していますが、この数字は同社の時価総額を考えるとわずかに見え、さらに、AnthropicやAlphabet(GOOGL)といった企業とのコンピューティング契約に大きく依存しているように見えます。データセンター契約自体も、AI企業としての位置づけや、成長予測の大部分がAIに依存しているにもかかわらず、同社が必要とする以上の容量を持っていることを示唆しており、長期的には懸念材料となり得ます。また、売上高の成長を予想し、イーロン・マスク氏の新しい会社が将来的に大きなリターンをもたらす変革を遂げていると頻繁に述べているにもかかわらず、ウォール街のアナリストはまだ同社が黒字化するとは予想しておらず、1株あたり0.26ドルの損失を見込んでいます。これらの予測が必ずしもスペースX株が8月4日の決算発表後に上昇しないことを意味するわけではありませんが(決算の好調、強いガイダンス、あるいは世界初の億万長者による楽観的なストーリーなどが株価を押し上げる可能性があります)、インサイダーによるロックアップ解除が書類公開のわずか数日後に予定されているため、さらなる下落リスクも考えられます。
Source: Finbold
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