
クアルコム、自動車事業の成長が買いを後押し
Seeking Alpha
公開日時: 2026/07/30 12:25
Sentiment Analysis
米半導体大手クアルコム(QCOM)の株価は、スマートフォン市場の低迷にもかかわらず、自動車およびIoT(モノのインターネット)事業の加速を背景に、割安感から引き続き「買い」の局面にあると考えられています。
同社の株価は、1株当たり将来利益(EPS)の12.9倍(GAAPベース)というバリュエーションで取引されており、これは同業他社や過去の平均水準を大きく下回っています。直近の株価は155.68ドル近辺で推移しています。
クアルコムの成長戦略の柱は、従来のスマートフォン向け半導体(QCT)事業から、自動車およびIoT分野へのシフトです。これらの非ハンドセット事業の合計売上高は、前年同期比で61%増、9%増と力強い伸びを示しており、2029年度(FY2029)までに非ハンドセット事業で400億ドルの売上高目標達成を後押ししています。
一方で、メモリ供給制約の影響により、ハンドセット(スマートフォン)事業の売上高は20%減少する見通しです。しかし、利益率は底堅く推移しており、株主へのキャッシュ還元も引き続き堅調です。
同社が抱えるリスクとしては、特定の顧客への依存度が高いこと、アップル(AAPL)による自社開発半導体の採用、中国市場へのエクスポージャー、台湾のサプライチェーン(供給網)への依存などが挙げられます。しかし、現在のバリュエーションは、下方リスクに対するクッションとなり、事業回復時には大きな上昇余地を提供すると見られています。
Source: Seeking Alpha
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