
ラボコープ、2026年第2四半期決算を発表、通期ガイダンスを上方修正
PRNewsWire
公開日時: 2026/07/30 11:25
Sentiment Analysis
米国の臨床検査大手ラボコープ(LH)は7月30日、2026年第2四半期(4~6月期)の決算を発表し、通期の業績見通しを上方修正しました。同社は、がん領域の検査サービス拡充や、個人向け遺伝子検査パネルの発売などを進めており、事業全体の好調ぶりがうかがえます。
売上高は前年同期比5.8%増の37億3,000万ドルとなり、2025年第2四半期の35億3,000万ドルを上回りました。1株当たり利益(希薄化後EPS)は同28.5%増の3.64ドル、調整後EPSは同14.9%増の4.99ドルと、いずれも大幅な増益を達成しました。
この好調な業績を受け、ラボコープは通期の企業全体の売上高成長率見通しを、従来予想の中間値から0.3%ポイント引き上げ、5.4%~6.3%としました。また、調整後EPSの通期見通しも、中間値で30セント引き上げ、18.10ドル~18.55ドルの範囲としました。
さらに、自社株買いの承認枠を10億ドル増額し、残りの買い付け可能額は14億ドルとなりました。これは、株主還元への積極的な姿勢を示すものです。
ラボコープは、特にがん領域における検査サービスを強化しています。具体的には、化学療法に伴う重篤な副作用のリスクを特定するDPYD遺伝子型検査の導入や、自宅での検体採取が可能なFDA(米国食品医薬品局)承認済みのRNAベースの大腸がんスクリーニング検査「ColoSense®」の全国展開を進めています。これにより、患者のスクリーニングへのアクセスを改善し、早期発見につなげる狙いです。
また、非小細胞肺がん患者の再発リスク評価を目的とした臨床試験や、前立腺がん患者向けのコンパニオン診断薬(特定の薬剤の効果を高めるために使用される診断薬)の提供範囲拡大も発表しました。
ヘルスシステムや地域・ローカル検査機関とのパートナーシップも強化しており、国防総省との契約延長や、インディアナ州およびオハイオ州のパークビュー・ヘルスから一部検査サービス事業を買収したことを明らかにしました。オクラホマ州とテキサス州のコミュニティにサービスを提供するトライバル・ダイアグノスティクス社の買収も完了しています。
個人向けヘルスケア分野では、消費者が自身のバイオマーカーや遺伝子検査をまとめて受けられる「Marker by Labcorp™」遺伝子ヘルスパネルを「Labcorp OnDemand」を通じて発表しました。カナダでは、女性の妊よう性関連ホルモンや男性のテストステロンレベルを測定する初の自宅用自己採取検査を導入しました。さらに、数百万人がダウンロードしたAI搭載アプリ「MyLabcorp」は、患者が予約をしたり、検査結果を確認したり、自身の健康に関する深い洞察を得たりすることを可能にしています。
同社のシェクター会長兼CEOは、「ラボコープは、売上高6%増、利益率の大幅な拡大、そして調整後EPSの二桁増という、非常に力強い四半期を達成した」とコメントしています。「第2四半期には、がんやその他の高成長スペシャリティ領域におけるリーダーシップを拡大し、ヘルスシステム、バイオ医薬品企業、地域・ローカル検査機関にとってのパートナーとしての地位を強化し、消費者と医療提供者の体験を向上させるための技術活用を進めた。我々の業績と継続的な実行力は、顧客と株主のために持続的な成長と長期的な価値を提供するための良い位置につけている」と述べています。
Source: PRNewsWire
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