
日本株ETF「EWJV」、好調も方向感に欠ける理由
Seeking Alpha
公開日時: 2026/07/30 10:35
Sentiment Analysis
日本の大型・中型株の中からバリュー(割安)株に投資するETF(上場投資信託)であるiシェアーズ・コア MSCIジャパン・バリュー ETF(EWJV)が、過去1年間で他の日本株ETFや先進国株、全世界株を大きく上回るパフォーマンスを記録しました。しかし、その好調さにもかかわらず、今後の方向性を見極める上では注意が必要です。
EWJVは、約100銘柄の日本の大型・中型バリュー株に投資対象を絞っています。過去1年間で見ると、他のスタイルにこだわらない日本株ETFや先進国株、全世界株と比較して、1.4倍から1.9倍もの高いリターンを達成しました。価格の上昇が顕著であるにもかかわらず、EWJVの現在のバリュエーション(株価評価)は依然として魅力的であり、競合する他の投資対象と比較して成長見通しも良好であると考えられています。
特に、EWJVのポートフォリオにおける金融セクターへの比率の高さは、追い風となる可能性があります。日本の信用(クレジット)の伸びは5年ぶりの高水準にあり、純金利利益(NIM)の上昇が見込まれるほか、M&A(合併・買収)などのディールメイキング活動も活発化すると予想されています。これらの要因は、金融機関の収益を押し上げる可能性があります。
一方で、円安の進行や、日本がエネルギー輸入に大きく依存している点は、今後の成長見通しにとって重荷となる可能性があります。また、EWJVは、同じく日本株に投資するETFであるiシェアーズ MSCIジャパン ETF(EWJ)と比較して、テクニカルな面で買われすぎ(オーバーボート)の状態にあるとの指摘もあります。
EWJVは、運用資産額7億ドル超のパッシブ運用ETFで、MSCIジャパン・バリュー・インデックス(MJVI)をベンチマークとしています。
Source: Seeking Alpha
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