
ルシード株、サウジ王族の出資で急騰
Finbold
公開日時: 2026/07/29 09:55
Sentiment Analysis
電気自動車(EV)メーカーのルシード(LCID)の株価が、サウジアラビアの王族メンバーによる同社への出資が明らかになったことを受けて、20%以上急騰しました。
7月28日の取引で、ルシードの株価は一時7.90ドルまで上昇し、前日比で21.54%の上昇を記録しました。この急騰の背景には、5日前に提出された米証券取引委員会(SEC)への提出書類(13-Gファイリング)で、サウジアラビアの富豪であり王族の一員であるアルワリード・ビン・タラール・アル・サウード王子がルシードの株式5%を保有していることが判明したことがあります。
このニュース自体に特段珍しい点はありませんが、市場参加者はこれをサウジアラビア王国からの信頼の表明と受け止めたようです。同国の政府系ファンドであるパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)は、以前からルシードへの支援を表明しています。
7月は、ルシードにとって波乱万丈な月となりました。月初には、同社が経営破綻に近づいている、あるいは非公開化される可能性があるとの噂が広まり、株価は一時2.37ドルまで下落し、52週間の安値を更新しました。しかし、その後、CEOのシルビオ・ナポリ氏による声明や、アナリストの評価、そして同社の8-Kファイリング(重要な経営情報の開示書類)などを通じて、これらの噂を否定する情報が相次ぎました。
これらの否定的な憶測の払拭により、ルシード株は7月14日以降、わずか3日間で4.62ドルから7.36ドルへと59.31%急騰しました。今回の一連の買い戻しにより、ルシード株は4月以来の損失をほぼ取り戻す形となりました。
しかし、ルシードの株価が完全に回復したわけではありません。8月4日に予定されている四半期決算の発表は、今後の株価動向を左右する重要なイベントとなるでしょう。アナリストのコンセンサスも、ルシード株を「ホールド(中立)」と評価しており、今後の成長に対する一定の懸念が示唆されています。TradingViewのデータによると、アナリストの平均目標株価は7.33ドルで、これは現在の株価水準から約7.17%の下落を予測しています。
Source: Finbold
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