
ハンコック、WRC最速グラベルラリーに挑む
PRNewsWire
公開日時: 2026/07/29 15:55 JST
タイヤメーカーのハンコック・タイヤ・アンド・テクノロジー(Hankook)は、7月30日から8月2日にかけてフィンランドのユバスキュラで開催される世界ラリー選手権(WRC)第10戦「セクト・ラリー・フィンランド」に、主力ラリータイヤ「Dynapro R213」を供給する。
1951年に初開催されたセクト・ラリー・フィンランドは、WRCの中でも最も歴史と伝統のあるイベントの一つ。総走行距離316.04キロメートル、20のスペシャルステージ(SS)で構成されるこのラリーは、平均時速120km/hを超える高速グラベルステージが特徴で、WRCカレンダーの中で最速のグラベルラリーとして知られている。
ブラインド・クレスト(見えない頂)、連続するコーナー、そしてハイスピードステージでの連続的な大ジャンプがこのラリーの難易度を高めている。このような高速域ではミスが許されず、ドライバーとコ・ドライバーの正確な連携、シャープなステアリング操作、そして安定したタイヤのグリップ力と耐久性が勝敗を分ける重要な要素となる。
ハンコックは、このラリーにオールテレーン・ラリータイヤ「Dynapro R213」のハードとソフトの2種類のコンパウンドを提供する。高強度ケーシング構造と精密に設計されたトレッドパターンを持つこのタイヤは、ジャンプからの着地衝撃を効果的に吸収し、高速グラベル路面でも優れたグリップ、ステアリング安定性、耐摩耗性を発揮する。
昨年、このセクト・ラリー・フィンランドにおいて、ハンコックの「Dynapro R213」を装着したカッレ・ロバンペラ選手は、WRCの平均速度記録である129.95km/hを記録した。今年も、このタイヤは突然の負荷変動や急速に変化する路面状況下でも一貫したパフォーマンスを発揮し、ハンコックの先進的なタイヤ技術を実証することが期待される。
優勝争いは、各チーム間で激しい戦いが予想される。ヒュンダイ・シェル・モービス・ワールド・ラリーチームは、前戦デルフィ・ラリー・エストニアで今シーズン2度目の表彰台を獲得したエイドリアン・フルモー選手に加え、ティエリー・ヌービル選手、そして2017年のラリー・フィンランド勝者であるフィンランド人ドライバーのエサペッカ・ラッピ選手を起用する。
チームの本拠地がサービスパークからわずか3kmという地の利を持つトヨタ・ガズー・レーシング・ワールド・ラリーチームは、セクト・ラリー・フィンランドを事実上のホームラリーと位置づけている。WRC1クラスに5台のマシンを投入し、前戦エストニアでWRC初優勝を飾ったフィンランド人ドライバーのサミ・パヤリ選手に連勝を狙わせる。
また、トヨタ勢のドライバー間の総合優勝争いにも注目が集まる。ハンコックは、WRC全クラスのラリータイヤを独占供給しており、WRCおよび世界約70のモータースポーツ選手権から得られる走行データを研究開発に積極的に取り入れ、高性能タイヤ技術のさらなる進化を図っている。これにより、グローバルトップブランドとしての競争力を一層強化している。
Source: PRNewsWire
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