
市場の「悲観の壁」、上昇相場はまだ終わらない?
Seeking Alpha
公開日時: 2026/07/29 09:05 JST
現在の市場調整は、投資家の楽観的な見方が根強く、まだ終わっていない可能性が示唆されています。これは「悲観の壁(Wall of Worry)」と呼ばれる市場の特性に基づいた分析です。
「悲観の壁」とは、1950年代にウォール街で生まれた言葉で、大きな上昇相場は、広く楽観的な見方が広がる中で起こるのではなく、むしろ疑念、懐疑論、恐怖といった「悲観の壁」を乗り越えるようにして進むという市場の性質を表しています。
市場分析によると、2023年4月から6月にかけては力強い上昇が見られましたが、この期間中に「悲観の壁」を示す指標は極端な「強欲(Greed)」の水準に達しませんでした。これは、調整局面を経た後、さらなる上昇余地があるという見方を支持するものです。
市場の転換点を予測する上で、ファンダメンタルズ分析だけでなく、投資家心理の極端な状態を測る「逆張り理論」が重視されています。この理論では、多くの投資家が同じ方向を向いている時、その動きとは逆の方向に市場が動きやすいと考えられています。
現在の市場では、投資家心理が依然として楽観的すぎると分析されており、持続的な上昇トレンド(新たなラリー)を開始するためには、より悲観的なセンチメント(投資家心理)が必要であると指摘されています。つまり、多くの投資家が悲観的になっている状況こそが、本格的な上昇相場の始まりを示唆するサインとなる可能性があるということです。
Source: Seeking Alpha
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