
マイクロチップ、回復は本物、株価は追いつかず
Seeking Alpha
公開日時: 2026/07/28 10:35
Sentiment Analysis
半導体メーカーのマイクロチップ・テクノロジー(MCHP)の回復基調が鮮明になってきました。同社の株価は、アナリストのフェアバリュー(適正価格)レンジである84ドル~101ドルを下回る水準で推移していますが、その回復はすでに4四半期続いており、売上高は前年同期比35%増、利益も上向いています。
しかし、市場は依然として業績の底値圏での評価にとどまっているようです。2028会計年度の1株当たり利益(EPS)予想4.20ドルに対し、21.5倍のPER(株価収益率)で評価すると、目標株価は90ドルとなります。この水準は、現在の株価を上回るものであり、今後の株価上昇の余地を示唆しています。
マイクロチップ・テクノロジーは、車載・産業機器向けマイコン(マイクロコントローラー)やアナログ半導体で世界的なシェアを誇ります。近年、サプライチェーンの混乱や需要の変動に直面していましたが、足元では需要の回復と在庫の正常化が進み、業績の持ち直しが期待されています。
同社のアナリストは、売上高や利益率の回復が停滞しない限り、株価の下落リスクは限定的であると見ています。今後の主なリスクとしては、回復の失速、利益率の改善失敗、あるいはバランスシート(貸借対照表)のレバレッジ(負債比率)問題などが挙げられています。
次回の決算発表は8月6日に予定されており、これが今後の株価のカタリスト(好材料)となる可能性があります。市場は、同社の持続的な回復と利益成長をどのように評価していくのか、注目が集まります。
Source: Seeking Alpha
個別の投資に関する推奨やアドバイスを提供することを意図しておりません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも各記事の個人的見解です。