
ABダイナミクス、顧客の遅延で株価急落
Proactive Investors
公開日時: 2026/07/28 18:55 JST
Sentiment Analysis
輸送機器の試験・評価システム開発を手掛けるABダイナミクス(ABDP)の株価が、23.7%下落し813.92ペンスとなりました。同社は、顧客による導入計画の遅延や中東紛争に起因する混乱が、通期の売上高に影響を与えるとの見通しを発表しました。
ABダイナミクスは、8月31日までの会計年度における継続事業からの売上高が、当初の見込みよりも低い9000万ポンドから9500万ポンドになると予測しています。同社によると、下半期に入り顧客の信頼感が低下し、物流問題や自動車開発プログラムの遅延が増加したとのことです。特に欧州の自動車メーカーは、相次ぐ再編計画の影響を受けている状況です。
顧客からの問い合わせは依然として堅調であるものの、調達決定に時間がかかっているため、注文から売上への転換が遅れており、試験製品およびシミュレーション部門の売上が伸び悩んでいます。また、納入が会計年度末に集中する見込みのため、運転資本が当初の予測よりも高くなると予想されています。
ABダイナミクスは、事業運営費や裁量支出を削減することで、中期計画に沿った調整後営業利益率20%を維持できる見込みです。
さらに、同社は中国でのオンロード試験事業であるVadoTechからの撤退を発表しました。新たな契約下での顧客獲得数が改善しなかったため、2027会計年度上半期中に契約を終了する予定です。VadoTechは非継続事業として扱われ、2026年の報告売上高を約400万ポンド押し下げることになります。
ABダイナミクスは、バランスシートは依然として堅調であり、6月末時点での純現金は4170万ポンドに達しており、引き続き投資を継続できる状況にあると述べています。
Source: Proactive Investors
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