
カメコ、UBSが「買い」に格上げ
Proactive Investors
公開日時: 2026/07/27 20:15
Sentiment Analysis
カナダのウラン大手カメコ(CCO)が、UBSによる投資判断の「買い」への格上げを受け、注目を集めている。アナリストは、ウラン市場の強気な見通しが強まっているにもかかわらず、同社の株価には十分に織り込まれていないと指摘している。
今回の格上げは、カメコ株が過去1ヶ月で18%、6ヶ月で27%下落したことを受けてのものだ。UBSは、この株価の低迷は、同社のファンダメンタルズ(基礎的条件)の変化ではなく、市場全体のセンチメントや、人工知能(AI)関連への資金集中といった要因を反映していると分析している。
UBSによると、ウラン市場の強気シナリオは今年に入ってからさらに強化されている。長期契約価格は過去最高水準を更新し、電力会社による契約や提案依頼(RFP)の動きが加速。さらに、各国政府による原子力発電への支援も継続していることがその根拠として挙げられている。
同銀行は、AP1000型原子炉の導入に向けた最近の動きや、さらなる原子炉の新設発表の可能性も、原子力ルネサンスがまだ初期段階にあるとの見方を補強していると指摘。需要の年平均成長率(CAGR)は3.5%を超えると予測している。
UBSは、2028年予想利益の45倍を基に、カメコ株の目標株価をカナダドルで166ドルに据え置いた。
地政学リスクの高まりも、ウラン供給の戦略的価値を一層際立たせている。UBSは、カメコを原子力テーマへの投資において、最も明確かつ流動性の高いグローバルな選択肢であると評価している。
同銀行は、カメコ株がその希少価値、業界をリードする地位、そして数十年にわたる成長ストーリーへのレバレッジ(てこ)を考慮すると、構造的に「混み合った(crowded)」状態が続くと予想している。
UBSが今年注目するカタリスト(株価上昇のきっかけ)としては、契約価格のさらなる上昇、AP1000型原子炉に関する具体的な発表や政府支援の表明、現物ウラン先物市場の計画、そして既存生産者の供給課題の継続などが挙げられている。
なお、ウランの長期契約価格は、今年に入りほぼ毎月上昇しており、1ポンドあたり96ドルに達し、前年比20%の上昇となっている。
Source: Proactive Investors
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