
中国の半導体製造技術進展で株価下落
Proactive Investors
公開日時: 2026/07/27 16:55
2026年7月27日、中国の半導体製造技術の進展を示す報道を受け、関連企業の株価が大幅に下落しました。中国の国営企業が国内で開発した深紫外線(DUV)リソグラフィー装置の量産を開始したとの情報が伝わったことが背景にあります。
この報道により、オランダのASMLホールディング(ASML)の株価は7%以上下落しました。同社は、世界で唯一の極端紫外線(EUV)リソグラフィー装置メーカーですが、中国への旧世代DUV装置の販売が、国内生産の進展によって脅かされるとの懸念が広がっています。
中国は、2019年以降の輸出規制により、ASML製のEUVリソグラフィー装置の入手が不可能となっています。しかし、それ以前に旧世代のDUV装置を大量に確保しており、SMIC(中芯国際集成電路製造)やファーウェイ(Huawei)といった企業は、これらの装置とマルチパターニング技術を組み合わせて、最先端に近い(near-frontier)半導体の製造に成功しています。
本来、輸出規制は中国を最先端技術で数年遅れさせることを目的としていましたが、DUV装置を用いたマルチパターニングは、EUV製造に比べて工程が遅く、歩留まりも低く、コストも高いものの、最先端に近い半導体製造には十分であることが明らかになりました。この事実は、中国がより厳しい制約に直面していると考えていた政策立案者や投資家を動揺させています。
中国の国内リソグラフィー技術の進展は、西側のサプライチェーンを迂回するものであり、特に装置メーカーにとって大きな打撃となる可能性があります。今回の株価下落は、AIインフラ投資への高い期待からセクター全体が上昇していたことに対する利益確定の動きや、変化するマクロ経済環境への懸念といった、より広範なバリュエーションへの懸念も反映していると考えられます。
Source: Proactive Investors
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