
Waste Connections、増収増益も需要低迷に懸念
Seeking Alpha
公開日時: 2026/07/26 10:55
Sentiment Analysis
廃棄物処理大手Waste Connections(WCN)は、2026年第2四半期(4-6月期)決算で、価格設定と利益率の改善を維持したものの、全体の需要(ボリューム)は依然として低迷しました。同社は2026年度通期の業績見通しを引き上げ、堅調な四半期フリーキャッシュフロー(FCF)を計上しましたが、上半期のFCF転換率は低下し、事業規模に対する固定費の負担(オペレーショナル・デレバレッジ)のリスクが残っています。
建設・解体(C&D)分野での需要増加や、価格交渉力の強さにもかかわらず、総需要は1.9%減少しました。これは、固定費の吸収能力に対する懸念材料となっています。
以前、Waste Connectionsに対して「ホールド(中立)」のレーティングを付与したのは、価格設定は堅調だったものの、需要が安定せず、埋立地関連の不確実性が利益率とキャッシュフローの予測を困難にしていたためです。
今回の決算では、価格設定力は引き続き堅調で、特に一般廃棄物(MSW)の価格は前年同期比で6.6%上昇しました。また、C&D分野の需要も3.5%増加しました。これらの要因により、同社の調整後EBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)マージンは32.9%と、前年同期の32.2%から改善しました。
しかし、全体的な需要の低迷は続いています。MSWの需要は3.3%減、C&Dの需要は3.5%増でしたが、他の分野の落ち込みが響き、総需要は1.9%減少しました。これは、特に固定費率が高い事業モデルにおいて、収益性の低下につながる可能性があります。
同社は2026年度通期の業績見通しを上方修正し、調整後EPS(1株当たり利益)を4.20~4.32ドル(従来予想は4.14~4.26ドル)に引き上げました。また、FCFは11億ドル超を見込んでいます。
しかし、上半期のFCF転換率は65%と、前年同期の75%から低下しました。これは、運転資本の増加などが影響したと考えられます。
現在の株価は、今後12ヶ月の予想EBITDAの約15倍と、バリュエーション(企業価値評価)は妥当な水準にあると考えられます。しかし、需要の回復がまだ十分ではないため、強気な投資スタンスを取るには至りません。引き続き「ホールド」のレーティングを維持します。
Source: Seeking Alpha
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