
グーグル株、大幅増収でも急落
Finbold
公開日時: 2026/07/23 18:15 JST
Sentiment Analysis
米アルファベット(GOOGL)の株価が、市場予想を上回る増収決算を発表したにもかかわらず、急落しました。22日の時間外取引で、株価は一時3.31%下落し、時価総額は約1380億ドル(約21兆円)減少しました。
決算では、売上高が1198億ドルとなり、市場予想の1169億3000万ドルを上回りました。しかし、一株当たり利益(EPS)は2.85ドルと、市場予想の2.89ドルを下回りました。これが株価下落の要因の一つと考えられています。
さらに懸念材料となったのは、設備投資(CapEx)見通しの引き上げです。アルファベットは、前四半期に1800億ドル~1900億ドルとしていた設備投資額を、新たに1950億ドル~2050億ドルに引き上げました。これは、人工知能(AI)分野への巨額投資に対する懸念が高まっていることを示唆しています。
AI分野では、各社が開発を進めているものの、その導入効果や収益性については、まだ明確な証拠が不足しているのが現状です。特に、AIサービスの利用料金引き上げの動きは、顧客への補助金を停止しようとする試みとも見られています。
アルファベットの設備投資が注目されるのは、同社が数十年来初となる株式発行を6月に行ったことも背景にあります。これは、自社の利益や借り入れだけでは、もはや巨額の支出を全額賄いきれない可能性を示唆しています。また、フリーキャッシュフローが10年以上にわたり初めてマイナス59億ドルに落ち込んだことも、懸念材料となっています。
さらに、7月には安価な中国製AIモデルからの競争激化も報じられています。AI企業の間では、規制強化を求める声も上がり始めており、これまで規制に反対してきた企業も、状況の変化に対応する必要に迫られています。
アルファベットは、AI向けコンピューティング能力の供給不足にも言及しており、外部からの調達を増やす方針を示しました。この新たなアプローチは、一時的に利益率に悪影響を与える可能性があるとしています。同社は、イーロン・マスク氏率いるスペースX(SPCX)や、アンソロピック、さらにはメタ・プラットフォームズ(META)などから、外部のコンピューティングリソースを借り入れる契約を結んだと報じられています。
しかし、AI分野におけるコンピューティング能力の実際の利用可能性や、AIによる収益性については、依然として不透明な状況が続いています。新しいデータセンターの建設に関する発表は多いものの、実際の稼働状況に関する情報は限られています。
Source: Finbold
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