
PayPal、530億ドル買収提案を拒否
MarketBeat
公開日時: 2026/07/22 11:45
Sentiment Analysis
米決済大手PayPal(PYPL)は、フィンテック企業Stripeと投資会社Advent Internationalによる総額534億ドル(約8兆円)の買収提案を拒否したと報じられました。1株あたり60.50ドルでの買収額は、PayPalの取締役会にとって低すぎると判断された模様です。
この買収提案は、特にPayPalが発行するステーブルコイン「PYUSD」の獲得に焦点を当てていたとされています。PYUSDは、決済大手Visa(V)が決済プラットフォームに採用するなど、近年注目度を高めています。
PayPalは、エンリケ・ロレス最高経営責任者(CEO)の下で、収益成長の加速、フリーキャッシュフロー(自由現金流)の回復、そして一貫した利益(アーニングス)の市場予想上振れなど、業績改善の兆しを見せています。しかし、アナリストのコンセンサスは依然として「Hold(中立)」となっています。
1998年に設立されたPayPalの時価総額は500億ドルを超えています。2015年にオンラインマーケットプレイスのeBay(EBAY)からスピンオフ(分離・独立)した後、同社株は2021年7月に308.53ドルの史上最高値を記録しましたが、その後約82%下落していました。
今回の買収提案が実現すれば、フィンテック業界史上最大の買収案件となるところでした。提案の目的は、PayPalのステーブルコインの流通網とその関連ユーザー基盤を確保することにあったとみられています。
PayPal USD(PYUSD)は2023年8月に発行が開始され、イーサリアムとソラナのブロックチェーンを基盤としています。1ドルにペッグ(連動)されており、現金および米国債によって裏付けられています。対象となるユーザーは、PYUSD保有額に対して年利4%の報酬を獲得できます。
Source: MarketBeat
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