
トレード・デスク、成長鈍化の懸念=ジェフリーズ
Proactive Investors
公開日時: 2026/07/21 19:45
Sentiment Analysis
米デジタル広告プラットフォーム大手The Trade Desk(トレード・デスク、ティッカー:TTD)について、証券会社ジェフリーズは、同社の今後の業績見通しが「どちらの方向にも魅力的ではない」との見方を示しました。公共広告大手Publicis(パブリシス)との係争の行方にかかわらず、構造的な課題が継続する可能性を指摘しています。
ジェフリーズのアナリストは、The Trade Deskの第2四半期(4~6月期)売上高について、市場予想通り前年同期比8%増になると予測しています。ただし、市場予想を2%程度上回る可能性も排除していません。
同社によると、第2四半期のガイダンスには、3月中旬に始まったPublicisとの係争の影響がほぼ織り込まれているとみられます。この8%増という数字は、四半期ベースでは前四半期比9%増に相当しますが、これはThe Trade Deskが過去3年間で記録した第2四半期の四半期増(2025年:13%、2024年:19%、2023年:21%)を大幅に下回っています。
第3四半期(7~9月期)については、ジェフリーズは前年同期比9%増と予測しており、これも市場予想と一致しています。Publicisとの係争解決や、新たな営業・マーケティング体制への移行が、この四半期の業績を左右する可能性があると見ています。
ジェフリーズは、市場予想が第3四半期の四半期増を7%と見込んでいる点に言及し、これは例年の季節性を考慮すると整合性が取れていると指摘。Publicisとの係争解決に加え、政治広告の需要が伸び悩む可能性が、業績の上振れ要因になりうると分析しています。
一方で、ジェフリーズはPublicisとの係争解決のためにどのような譲歩が行われたかについての可視性が低いとしながらも、最近採用された最高事業開発責任者、最高商務責任者、クライアント戦略担当副社長といった経営陣の交代が、短期的に営業・マーケティング組織に混乱をもたらすかどうかを注視しています。
さらに長期的に見ると、ジェフリーズは2027年の売上高成長率を9.4%と予測しており、これは2026年の9.8%からほぼ横ばいです。しかし、業界の構造的な逆風が続いていることを考慮すると、この予測は野心的すぎると考えています。
Source: Proactive Investors
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