
セグロ、プロロジスの買収期限迫る
Proactive Investors
公開日時: 2026/07/21 12:15
Sentiment Analysis
英国の不動産投資信託(REIT)であるセグロ(SGRO)は、米国の競合プロロジス(PLD)からの買収提案期限が迫る中、自社戦略による価値創出が可能かどうかが問われています。
セグロは、開発パイプライン(現在開発中または計画中のプロジェクト)から、将来的に年間約9億ポンド(約1,700億円)の賃料収入と41億ポンド(約7,800億円)の株主価値を生み出すと試算しています。これにより、2025年の1株当たり利益(EPS)36.6ペンスから、2030年には約50ペンスへの成長を見込んでいます。
セグロは、過去に保有資産を帳簿価額と同等かそれ以上で売却する実績を持っています。2021年から2025年にかけて、22億ポンド(約4,200億円)相当の資産を平均10.2%のプレミアム(上乗せ価格)で売却しました。
しかし、アナリストからはセグロのパイプライン評価に用いられている割引率(8%)について疑問の声も上がっています。この割引率は、セグロ自身の資本コスト(約10%)を考慮すると、やや低いとジェフリーズは指摘しています。
成長戦略の中心にはデータセンターがあります。セグロは、ポートフォリオ全体に占めるデータセンターの割合を、現在の7%から2035年までに30%に引き上げることを目指しています。
セグロは、プロロジスからの3度目の買収提案を拒否しました。プロロジスの最新の提案は、1株あたり993ペンスで、セグロの純有形資産(NTA)905ペンスに対して約10%のプレミアムを提示していました。
英国の買収・合併(M&A)規則に基づき、プロロジスは7月22日午後5時(英国時間)までに、正式な買収の意向を表明するか、撤退するかを決定する必要があります。この期限は、英国のテイクオーバーパネル(Takeover Panel)の承認なしには延長できません。
セグロは、プロロジスの提案を「機会主義的」とみなし、提示されたプレミアムは市場の混乱前の株価に対してわずかであり、ユニークで代替不可能な欧州ポートフォリオの価値を過小評価していると主張しています。
投資銀行ジェフリーズは、セグロの株価目標を917ペンスとし、現在の株価(885.6ペンス)からわずかな上昇余地があるとみて、「ホールド(中立)」のレーティングを維持しています。一方、プロロジスについては「バイ(買い)」のレーティングを付与しています。
Source: Proactive Investors
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