
鉄鋼株、関税追い風に上昇
Seeking Alpha
公開日時: 2026/07/21 09:25 JST
Sentiment Analysis
米国の鉄鋼メーカー、スティール・ダイナミクス(STLD)の株価が過去1年間で約80%上昇し、市場の注目を集めています。この急騰は、米国政府による鉄鋼輸入関税の導入と、それに伴う鉄鋼価格の堅調な推移が主な要因と考えられています。
同社は、鉄鋼製品だけでなく、アルミニウム製品の生産能力増強にも力を入れています。アルミニウム工場の稼働率向上は、フリーキャッシュフロー(企業が自由に使える現金)の増加に繋がると期待されており、生産規模の拡大に伴い、来年には収益性の向上が見込まれています。さらに、STLDは厳格なコスト管理と健全な財務基盤を維持しており、配当金の安定と積極的な自社株買いを支えています。現在の有利子負債の倍率(レバレッジ)は1.2倍と、健全な水準にあります。
アナリストは、STLDの株価を適正水準と見ており、2027年予想1株当たり利益(EPS)の12倍で評価しています。ただし、さらなる買い増しは、株価が200ドルから210ドル程度まで下落したタイミングを待つのが賢明であるとの見方を示し、現在のところ「ホールド(中立)」のレーティングを維持しています。
米国による鉄鋼輸入関税は、国内メーカーの競争環境を大きく保護する一方、非鉄鋼製品に対する関税の緩和も進められています。こうした政策的な追い風も、STLDをはじめとする米国の鉄鋼企業の業績を後押ししています。
Source: Seeking Alpha
個別の投資に関する推奨やアドバイスを提供することを意図しておりません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも各記事の個人的見解です。