
純資産1000億ドル超のETFが登場
ETF Trends
公開日時: 2026/07/20 11:55
Sentiment Analysis
ETF(上場投資信託)市場に、純資産総額1000億ドル(約15兆円)を超える新たな巨大ファンドが登場しています。2026年前半には、1兆ドルを超える資金がETF市場に流入し、業界は記録的な成長を遂げています。
中でも、インベスコQQQインデックスETF(QQQM)は、純資産1000億ドルに迫る勢いです。2020年に設定されたこのファンドは、同じナスダック100指数に連動する既存のQQQ(純資産4800億ドル)よりも信託報酬が低いのが特徴です。長期投資家を中心に支持を集め、2026年7月15日までの年初来で170億ドルの資金流入があり、価格も17%上昇しました。
高配当株に投資するシュワブ米国高配当株式ETF(SCHD)も、純資産990億ドルに達しています。同ファンドは、アボット・ラボラトリーズやホーム・デポといった質の高い配当銘柄を組み入れています。AI(人工知能)時代においても、規律ある配当成長戦略は健在であることを証明し、年初来で140億ドルの資金を集め、19%の上昇を記録しました。
安全資産として人気を集めているのが、iシェアーズ0-3ヶ月財務省短期証券ETF(SGOV)です。純資産980億ドルを誇り、超短期債券ETFとしては最大、債券ETF全体でも3番目の規模となりました。満期までの期間が3ヶ月未満の米国財務省短期証券(Tビル)を保有し、投資家にとって「資金の置き場所」として選ばれています。7月中旬時点での利回りは3.8%と魅力的で、年初来の値上がりは1.9%にとどまりましたが、290億ドルもの純資金流入がありました。
また、インベスコS&P500均等加重ETF(RSP)は、純資産960億ドルとなりました。同ファンドは、S&P500指数構成銘柄の時価総額ではなく、全ての銘柄を均等に組み入れることで、巨大IT企業への集中リスクを回避します。これにより、エネルギーや航空といったセクターへの配分が大きくなり、アップルよりもNRGエナジーやユナイテッド航空の組入比率が高くなっています。年初来で12%上昇し、120億ドルの資金を集めました。
これらの巨大ETFの台頭は、ETFへの根強い需要を示しています。投資家は、QQQMのような低コストの成長株ファンド、SGOVのような安全資産、RSPのような市場集中リスク回避型ファンドなど、多様なニーズに応える巨大ファンドに資金を投じています。
Source: ETF Trends
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