
原油高でエネルギー株上昇、航空・住宅株は下落
Proactive Investors
公開日時: 2026/07/20 08:15
Sentiment Analysis
原油価格が1カ月以上ぶりに1バレル90ドルを突破したことを受け、BP(BP)やシェル(SHEL)といったエネルギー株がロンドン市場で上昇しました。米国軍によるイランへの攻撃が9日連続となり、ホルムズ海峡の船舶通行量が激減したことが背景にあります。
ホルムズ海峡は、世界の海運量の約3割が通過するチョークポイント(海上交通の要衝)であり、この海峡の通行が滞ることは原油供給への懸念を高めます。日曜日のホルムズ海峡を通過した船舶はわずか数隻で、イラン側はうち2隻を攻撃したと主張しています。
アナリストは、ホルムズ海峡の閉鎖が長引けば、需要を抑制するために原油価格が1バレル150ドル近くまで上昇するリスクが高まると警告しています。ただし、これは現時点での最悪のシナリオではないとの見方もあります。
こうした状況は、エネルギー企業にとっては利益率の向上につながります。特にシェルにとっては、すでに価格変動から恩恵を受けているガス取引事業がさらに活況を呈する可能性があります。
一方、航空株はインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)が2.2%下落するなど、軒並み値を下げました。原油価格の上昇は航空会社の燃料費を押し上げるため、業績への悪影響が懸念されています。
また、住宅建設株も売られました。金利上昇やそれに伴う建設コストの増加、住宅ローン金利の上昇への懸念が重しとなっています。米国の30年物国債利回りが5%を再び超えたことは、英国の金利や住宅ローンコストへの波及も懸念されており、住宅建設セクターにとってマイナス要因となっています。
住宅建設株は、次期首相候補とされるアンディ・バーナム氏が住宅購入支援策「Help to Buy」を復活させる可能性が浮上したことで一時的に買いが入っていましたが、現在は金利上昇への懸念が政策期待を上回る形となっています。
Source: Proactive Investors
個別の投資に関する推奨やアドバイスを提供することを意図しておりません。ここで述べられている意見や見解は、あくまでも各記事の個人的見解です。