
米エラスカ、集団訴訟の期限迫る
Newsfile Corp
公開日時: 2026/07/20 00:45
Sentiment Analysis
米バイオテクノロジー企業エラスカ(Erasca、ティッカーシンボル: ERAS)の株主に対する集団訴訟で、原告代表(Lead Plaintiff)選任の申し立て期限が2026年8月10日に迫っていることが分かりました。
この訴訟は、エラスカおよび同社の経営陣が、連邦証券法に違反し、虚偽または誤解を招くような声明を発表、あるいは重要な事実を開示しなかったと主張しています。
具体的には、同社が開発中の薬剤「ERAS-0015」の前臨床データについて、競合企業であるレボリューション・メディシンズ(Revolution Medicines、ティッカーシンボル: RevMed)のデータと比較する際に、不適切な比較が行われたと指摘されています。この比較が、エラスカが特許権や営業秘密の保護に関する権利を侵害するリスクを高めたとされています。
訴訟では、これらの点に基づき、被告側はERAS-0015に関する肯定的な声明を行う合理的な根拠を欠いていたと主張しています。
事の発端は、2026年4月27日の市場開始前、エラスカが提出したForm 8-K(臨時報告書)で明らかになりました。同社は、レボリューション・メディシンズの弁護士から、ERAS-0015が同社の特許(米国特許第12,409,225号)を侵害しており、さらに営業秘密の不正流用に関連しているとの内容の手紙を受け取ったと開示しました。また、エラスカが「公表資料においてERAS-0015およびRMC-6236の前臨床データを不適切に比較した」とも指摘されていました。
このニュースを受け、エラスカの株価は、前営業日(4月24日)の終値21.49ドルから約10.9%下落し、27日の終値は19.15ドルとなりました。
さらに同日、エラスカは別のForm 8-Kを提出し、ERAS-0015の第1相臨床試験(Phase 1)の予備データを公表しました。その中で、24mgのERAS-0015を投与された患者1名が、投与開始から約1ヶ月後に死亡したことが明らかになりました。この死亡例は「肺炎のGrade 3 TRAE(有害事象)」と分類され、「患者の判断により支持療法の中止後、Grade 5に進行した」と報告されました。
加えて、ERAS-0015と他の薬剤候補(RMC-6236など)との比較については、「直接対決の臨床試験に基づいたものではなく、本質的に限定的であり、データは直接比較できない可能性がある」と注記されました。
この追加情報により、エラスカの株価はさらに急落しました。27日の終値19.15ドルから、28日の終値では9.90ドルと、45%以上も値を下げました。
集団訴訟を提起しているFaruqi & Faruqi, LLPは、エラスカの行動に関する情報を持つ関係者に対し、情報提供を呼びかけています。内部告発者、元従業員、株主などが含まれます。
Source: Newsfile Corp
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