
サムスン、米事業再編で700人超削減か
New York Post
公開日時: 2026/07/19 17:15
Sentiment Analysis
韓国サムスン電子が、米国での事業再編に伴い、ニュージャージー州を中心に700人を超える従業員を削減する方針であることが分かりました。一部従業員にはテキサス州への移転が打診されています。
米メディアReutersが報じたところによると、サムスン電子アメリカ(SEA)は、ニュージャージー州イングルウッドクリフスの拠点で739人の雇用に影響が出ると通知しました。SEAは、半導体事業を除く、家電やスマートフォンなどのコンシューマーエレクトロニクス事業を担当しています。
今回の人員削減は、SEAの本社機能をテキサス州プレイノに移転する計画に関連しています。プレイノのオフィスでも約100人の従業員が削減対象となった模様です。
今回の動きは、サムスン電子の事業部門間の業績の差を浮き彫りにしています。半導体部門はAI(人工知能)ブームを追い風に記録的な利益を上げていますが、コンシューマーエレクトロニクス部門は、半導体コストの上昇などにより苦戦を強いられています。
特に、スマートフォン部門は、アップルとの激しい競争や、中国メーカーの台頭により、初の赤字に陥る見通しです。テレビや家電製品でも、中国のTCLやハイセンスといった競合がサムスンを脅かしています。
また、AIブームによる半導体コストの上昇は、サムスン電子のコンシューマーエレクトロニクス製品全体の収益を圧迫しています。
今回のサムスン電子の動きは、マイクロソフトやアマゾン、メタといった他のグローバル企業が、AIインフラへの投資を強化するために人員削減を進めている動きとも似ています。
さらに、サムスン電子は、テスラやオラクルなど、税制面で優遇され、ビジネス環境が整っているテキサス州に本社や主要拠点を移転する動きにも加わっています。テキサス州には、すでにサムスン電子の半導体工場やプレイノのモバイル事業拠点があります。
SEAの従業員からは、今回の人員削減がさらなるリストラや、半導体事業に経営資源を集中させるための家電、ホームエンターテイメント、モバイル部門の統合につながるのではないかとの懸念も出ています。
サムスン電子は声明で、「本社移転は、移転できない従業員や、主要な事業優先事項に役割を合わせるために最適化される特定の機能など、労働力の構造に変化をもたらす可能性がある」と説明しています。影響を受けた従業員の大多数には移転のオファーが出されていますが、一部は解雇されたとしています。
Source: New York Post
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