
Netflix決算、株価下落も割安感から買い意欲か
MarketBeat
公開日時: 2026/07/18 15:15
Sentiment Analysis
動画配信大手ネットフリックス(NFLX)が発表した第2四半期決算は、一株当たり利益(EPS)が市場予想をわずかに上回ったものの、売上高は予想を下回りました。通期の売上高見通しは下方修正され、第3四半期の成長率もアナリストの期待を下回る見通しです。また、視聴状況レポートの公開頻度を年1回に減らすことを発表し、エンゲージメント(顧客の利用状況)への懸念がさらに高まる可能性があります。
ネットフリックスは、過去1年間で最もパフォーマンスの低い大手メディア・テクノロジー株の一つとなっており、第2四半期決算発表前の2026年も株価は大幅に下落していました。決算発表がこのトレンドを覆すことを期待していた投資家は、さらなる待機を余儀なくされそうです。今回の決算はまちまちな内容となり、発表後に株価は売られました。
同社の第2四半期決算では、調整後一株当たり利益(EPS)は0.80ドルと、市場予想の0.79ドルを0.01ドル上回りました。しかし、売上高は125億6000万ドルと、市場予想の125億8000万ドルをわずかに下回りました。
売上高は前年同期比で13%増加し、営業利益率は33%でした。これらの数値は、同社が以前示した見通しとほぼ一致しています。
かつて「FAANG」と呼ばれたメタ・プラットフォームズ(META)、アップル(AAPL)、アマゾン・ドット・コム(AMZN)、アルファベット(GOOGL)、そしてネットフリックスといった銘柄は、モバイルコンピューティングやクラウドコンピューティングの普及を牽引してきました。当時、ネットフリックスは驚異的な有機的成長を遂げており、パスワード共有の制限や広告なしプランからの移行といった施策にもかかわらず、顧客はそれを受け入れていました。
しかし、ネットフリックスが克服できない課題となっているのが競争です。同社は、自社の「総獲得可能市場(TAM)」におけるシェアは「わずか」5%だと述べています。これは、まだ成長の余地があることを示唆する一方で、消費者が多くの選択肢を持っていることの裏返しでもあります。さらに、コンテンツ制作には多額の費用がかかる一方、誰がどれだけ視聴しているかといった詳細なデータ開示が不透明になっていることが懸念されます。
今回の決算で注目すべき点は、視聴状況レポート(What We Watched report)の公開を、2027年からは第1四半期のみとすることを発表したことです。経営陣は、決算発表からレポートの公開を切り離し、収益と営業利益という主要な財務指標に焦点を当てることを目的としています。
2007年にストリーミングサービスを開始して以来、ネットフリックスは四半期ごとにエンゲージメント数を開示してきました。創業初期は利益が出ていなかったため、エンゲージメント数は将来の収益の代理指標(プロキシ)として、収益化への道のりを示す重要な指標でした。しかし現在、ネットフリックスは広告事業からも多くの収益を得ており、経営陣の見解では、エンゲージメント数の重要性は以前ほど高くありません。
この見解はもっともかもしれません。しかし、アナリストが特定のデータポイントに慣れてしまうと、そのデータがなくなることで解釈の余地が生まれます。これは必ずしも公平ではありませんし、株価下落の主な理由でもありません。とはいえ、もしネットフリックスが好調なエンゲージメント数を示せるのであれば、おそらく事前にその情報を公表していたでしょう。
Source: MarketBeat
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