サンディスク、急落の背景と今後の見通し
MarketBeat
公開日時: 2026/07/17 14:45
Sentiment Analysis
メモリ・ストレージ大手のサンディスク(SNDK)の株価が、今年前半の急騰から一転、急落しています。6月22日に約2,350ドルでピークをつけた後、同社株は新たな高値を更新できず、直近では1,400ドル台まで下落し、ピークから約40%下落しました。これは、数週間のうちに重要な支持線であった1,500ドルを割り込んだことを意味します。
これまでサンディスク株は、AI需要の拡大を追い風に市場で最も力強いパフォーマンスを見せていましたが、ここ数週間で状況は変化しました。チャート上では、安値と高値を切り下げるパターンが出現しており、投資家の間で警戒感が高まっています。
特に注目されていた1,500ドルの水準は、今月初旬に2度反発を見せたものの、サポート(支持線)としての機能は弱まり、ついに割り込みました。これは弱気な展開であり、次のサポートラインがどこになるかに焦点が移っています。
現在の株価水準から、次の主要なサポートラインは1,300ドル付近まで見当たらず、さらなる下落の可能性があります。これは、重要な支持線を割り込んだ際に、買い手が下落を待つことで生じる「エアポケット」のような状況です。
一方で、強気派は、サンディスク株が今年これまでに大きく上昇したことを考慮すれば、利益確定売りや調整局面は当然であり、今回の40%の下落も、それまでの急騰に対する健全なリセットと見ることができると主張しています。
こうした技術的な弱さは、最近の2つの出来事によってさらに圧力を受けています。まず、先週、エルステ・グループがサンディスクの投資判断を「買い」から「中立」に引き下げました。これは、アナリストコミュニティが長らく一様にポジティブな見方を示していた中で、数ヶ月ぶりの弱気な動きとして注目されています。
さらに、韓国のSKハイニックス(SKHY)が先週行った記録的な新規株式公開(IPO)も、メモリ市場に新たな変数をもたらしました。SKハイニックスの株価は、上場後の初取引で極端なボラティリティ(価格変動性)を示しており、これが米国のメモリ関連株への投資家心理を冷え込ませている可能性があります。世界最大級のメモリメーカーでさえ、上場直後の評価を維持するのが難しい状況であれば、サンディスクのような企業にも同様のリスクが及ぶのではないかという懸念が生じています。
決算発表が約3週間後に迫る中、今回のチャートの動きが一時的な調整なのか、それとも本格的な下落トレンドの始まりなのか、投資家は慎重に見極める必要があります。
Source: MarketBeat
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