
日本株、AIブームと企業改革で存在感
ETF Trends
公開日時: 2026/07/17 12:35
Sentiment Analysis
米国株市場が注目を集める中、世界的な株式市場では国ごとの特色が際立っており、投資家は国内市場を超えた投資機会を見出すことができます。特に、AI(人工知能)インフラへの需要拡大や産業構造の変化、世界的な商品市況の変動といった、国単位で展開されるマクロ経済トレンドに乗ることで、アルファ(市場平均を上回る収益)の獲得が期待できます。
現在、米国株は将来の株価収益率(PER)で31%割高となっています。これは過去20年間の平均割引率20%を大きく上回る水準です。一方で、韓国や台湾はAIハードウェアの世界的スーパーサイクルにおける純粋なテクノロジー関連投資先として注目されています。また、タイはAIデータセンターのハブとしての発展を目指しています。
こうした個別国の経済要因が、欧州や中南米での大規模なリターンを牽引しています。オランダのテクノロジーインフラエコシステムや、ペルーでの銅・金生産ブームなどがその例です。
ドル高でも揺るがぬ国際株式
米国の金利が長期にわたり高止まりするとの見方からドル高が進行していますが、国際株式市場は驚くほどの回復力を見せています。これは、ドル高にもかかわらず、世界企業の堅調な利益が通貨の逆風を補って余りある状況にあるためです。この傾向は、MSCI ACWI Ex-USA Total Return Index(米国を除く全世界株式指数)とS&P500の年初来パフォーマンス比較からも明らかです。
AIブームは、台湾積体電路製造(TSMC)やASMLといった、非米国籍の半導体大手企業の業績を大きく押し上げています。同時に、日本や欧州における構造的なコーポレートガバナンス改革や経済回復が、堅調な企業収益の追い風となっています。
JPモルガンが示すデータによると、国際株式は深刻なバリュエーション(企業価値評価)の格差を示しており、国際株式への投資妙味を高めています。米国株の将来PERは20.4倍であるのに対し、非米国株は14.0倍と、過去20年平均の20%を大幅に上回る31%のディスカウント(割安感)となっています。
日本市場の可能性
特に日本市場は、構造的な企業統治改革が進み、外国人投資家のアクセス改善や、長年の「日本ディスカウント」解消に向けた動きが、株価の強気な見通しを後押ししています。例えば、ソニーグループ(6758)のような企業は、AI関連技術やエンターテイメント分野での成長が期待されています。
韓国や台湾がAIハードウェアのスーパーサイクルにおける純粋な投資先として注目されているように、日本もまた、その技術力と改革によって、国際的な投資家にとって魅力的な選択肢となりつつあります。
Source: ETF Trends
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