
米生産者物価指数、3カ月ぶり下落
Fox Business
公開日時: 2026/07/16 17:46 JST
Sentiment Analysis
米国の生産者物価指数(PPI)が6月に前月比0.3%下落しました。これは市場予想に反する結果で、インフレ鎮静化への期待を高めています。
PPIは4月に1.1%上昇した後、5月は0.6%に鈍化し、6月にはついに下落に転じました。これは前日に発表された消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化に続くもので、最近のインフレ高進懸念を和らげる動きとなっています。
同時に発表された6月の実質平均時給は前月比0.8%上昇と、パンデミック時を除けば11年ぶりの高い伸びを記録しました。物価上昇を上回る賃上げは、個人消費を下支えする要因となります。
これらのインフレ抑制的なデータを受け、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げ観測が後退しています。一部では、年内の利上げはほぼないと見られています。
FRBのパウエル議長は、インフレ指標、FRBのバランスシート、コミュニケーション戦略、経済データ、生産性などについて検討する5つの特別委員会の報告を待つ姿勢を示唆しています。これらの委員会の調査結果を踏まえた政策変更は、現時点では期待しにくいとの見方もあります。
一方、イラン情勢の緊迫化にもかかわらず、金融市場のインフレ期待は低下しています。原油価格も上昇が一服した模様です。市場関係者の間では、FRBの政策変更よりもイラン情勢の安定化を望む声が強いようです。
インフレ期待を示す指標の一つである2年物CPIブレークイーブンレートは1.89%まで低下し、FRBの目標である2%を下回りました。ドル高や金(ゴールド)安も進行しています。
こうした状況下で、企業の利益や生産性、株価は上昇を続けています。昨年実施された大型減税策の効果もあって、足元では「デフレと景気拡大」が両立する「ゴールドラッシュ」のような状況が到来しているのかもしれません。
Source: Fox Business
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