
金、CPI発表控え4100ドル近辺でもみ合い
Kitco
公開日時: 2026/07/10 20:45
Sentiment Analysis
金(ゴールド)価格が4100ドル近辺で上値の重い展開となっています。先月の大幅下落後、底打ちの兆しを見せていましたが、来週発表される消費者物価指数(CPI)や、連邦準備制度理事会(FRB)のケビン・ウォーシュ議長による議会証言が、インフレ動向と金融政策の行方を占う上で注目されています。
週明けから金価格は下落基調で、今週も小幅な下落で週末を迎える見通しです。中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇とインフレ懸念が、金相場を圧迫しています。スポット金価格は一時4097.86ドルまで下落し、前週比で約2%安となりました。
アナリストによると、インフレ圧力の高まりがFRBのタカ派的な金融政策スタンスを維持させる要因となり、金利上昇の可能性は、利息を生まない金(ゴールド)を保有する機会費用を高めているため、金相場にとって逆風となっています。特に、FRBの金融政策が最大のリスク要因とみられています。ウォーシュ議長は、フォワードガイダンス(金融政策の指針を事前に示すこと)の限定や廃止を推進しており、市場は新議長の舵取りに注目しています。
来週、ウォーシュ議長は議会で初の証言を行う予定です。議長は物価安定を最優先課題としており、市場では年内、早ければ9月にも少なくとも1回の利上げが織り込まれています。しかし、原油価格が5月のピークである100ドル超から下落すれば、インフレ圧力が緩和され、議長のインフレに対するトーンが変わる可能性も指摘されています。ウォーシュ議長証言に先立ち、6月のCPIが発表され、金相場に新たなモメンタムをもたらすかが焦点となります。
Source: Kitco
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