Stock Club Learning
ROA(総資産利益率)とは
ROAは、借入などで調達した資金も含めた総資産から、どれだけ利益を生み出したかを表す収益性指標です。利益率と資産の使い方を一緒に見ることで、事業の効率を読み解けます。
ROAの計算式
ROA = 利益 ÷ 平均総資産 × 100
このページでは純利益ベースのROAを扱います。平均総資産は原則として期首・期末の平均です。営業利益や経常利益を使う定義もあるため、他社の数値とは利益・期間・連結範囲をそろえて比較します。
ROAを計算する
平均総資産は期首と期末の合計を2で割った値です。
計算結果
5.00%
簡易計算です。同じ期間・連結範囲・単位の数値を入力してください。
Stock Club Data
日本株の実績ROA分布・中央値
株価基準日: 2026-09-11
実績ROA 中央値
4.49%
直近12か月(TTM)・等ウェイト
四分位範囲
1.96% – 7.67%
中央50%の銘柄が入る範囲
集計できた銘柄
3,747 / 3,959
欠損・対象外 212銘柄
マイナスの銘柄
434
11.6%(有効値のうち)
実績ROAの分布
純利益ベースの実績ROAです。区間は下限を含み、上限を含みません。マイナスと0%も集計に含めます。
業種別の実績ROA中央値
有効値10銘柄以上の業種を掲載。同じ事業構造・利益の定義で比較してください。
時価総額上位銘柄の例
有効値がある銘柄の実データです。推奨順位ではありません。
ROAの目安と読み方
同業種と比較
設備・在庫が必要な事業と、少ない資産で運営できる事業では水準が異なります。一律の合格ラインは設けません。
過去推移を見る
利益の改善と資産の売却・減損を分けて確認します。分母が縮んだだけでもROAは上がります。
マイナスを読む
総資産がプラスなら、純利益ベースのROAがマイナスなのは赤字を示します。一時損失の有無も確認します。
投資の時期を考える
先行投資や買収で資産が先に増えるとROAが低下する場合があります。利益への寄与までの時間を確認します。
ROA・ROE・利益率の関係
ROA = 売上高純利益率 × 総資産回転率
同じ純利益・売上高・平均総資産を使った分解です。利益率と回転率を小数で掛け、最後に100を掛けるとROA(%)になります。
ROEは自己資本、ROAは総資産
同じ利益・平均残高基準ならROE = ROA × 平均総資産 ÷ 平均自己資本です。ROEだけが高い場合は財務レバレッジの影響も確認します。
ROAを見るときの注意点
利益の定義をそろえる
純利益、経常利益、営業利益では税金・金利・一時損益の含まれ方が異なります。ROAという名称だけで混ぜないでください。
簿価と事業構造の影響
資産の取得時期、減価償却、のれん、リースの扱いで分母が変わります。業種や会計基準の違いを確認します。
予想と実績は別
ここで掲載するのは直近12か月(TTM)の実績です。将来の利益成長や株価の割安さを直接示すものではありません。
金融業との単純比較
銀行などは負債と資産が事業の中心で、一般事業会社と構造が違います。同じ業態で比較します。
Stock ClubのROA算出・集計方法
- 直近12か月(TTM)の純利益を、期首・期末の平均総資産で割った実績ROAを使用します。
- 期首総資産が取得できない場合は期末総資産を使うため、平均残高で計算した値と差が出ることがあります。
- マイナス・0%を有効値として含め、欠損は0%に置き換えません。
- アクティブな日本株EQUITYが対象です。ETF・REITを除き、株価がある銘柄を集計します。
- 中央値・四分位は1銘柄1票の集計です。時価総額で加重せず、業種表は有効値10銘柄以上に限定します。
- 代表銘柄は有効値のある時価総額上位から掲載し、推奨順位を表すものではありません。
開示・訂正の反映に応じて更新します。企業ごとに決算期が異なります。表示値は同一基準で比較するための参考情報です。
ROAのよくある質問
ROAは何%なら良いですか?
共通の基準はありません。同業種の中央値、自社の過去推移、資産への投資段階を同じ計算基準で比較します。
ROAとROEの違いは?
ROAは総資産、ROEは自己資本に対する利益です。借入を増やすとROEが高く見える場合があるため、両方を見ると資本構成の影響を確認できます。
ROAがマイナスになるのはなぜ?
総資産がプラスで純利益がマイナスなら、純利益ベースのROAもマイナスです。継続的な赤字か一時損失かを確認します。
ROAの分母は期末総資産ですか?
期首・期末の平均総資産を使う方法と、期末残高を使う方法があります。Stock Clubは平均を基本とし、期首が欠損する場合に期末へフォールバックします。